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 米航空宇宙局(NASA)がスペースシャトルディスカバリー」が上昇中に、外部燃料タンクから約84センチにわたって断熱材がはがれ落ちていた問題で、NASAパーソンズ計画部長は会見で、「間違いをおかした時には、素直に認めなくてはいけない。我々は間違っていた」と述べた。また「(断熱材は)落ちてはならなかった。しかし実際にはがれ落ちてしまった。手を打たなくてはいけない」ともつぶやいた。
ある記者が「今までNASAシャトルに対する改善を進めてきたというが、それはいったいどういうものだったのか」というと、NASAの計画部長らは黙ってしまったが、なんとか苦しみながらの弁明。耐熱タイルに関する問題をもっとシャトルを飛ばす前に解決できなかったのか問題である。耐熱タイルの剥がれ落ちた面積がかなり大きいらしいが、そんな損傷を受けたシャトルが地球上に戻るときに、以前のコロンビアのように、シャトルが大気圏の熱に対応できずに燃えて、宇宙飛行士らが最悪の場合には・・・ということもある。今回NASAシャトルを飛ばした理由は、同国の国民の政治批判を交わすために予定よりも早く打ち上げに踏み切ったということが背景にあるというが、やはりシャトルに乗った宇宙飛行士らの安全を考えて、もっと何かやることはなかったのかと思えてならない。※政治的批判として、宇宙開発よりも同国の警察官の数を増やすなどの治安改善を求める国民の発言が強いというもの。