Iスポーツ

 東京V事務所の電話が、8大会ぶりの決勝進出を決めてから鳴りやまない。チケット購入を希望するサポーターからの激励とともに、追加販売の問い合わせが相次いだ。入場券は準決勝の前にはほぼ完売。クラブに残っている分は今日28日にファンクラブ会員を対象に販売する450枚だけで、選手でさえ1人につき指定席2枚しか割り当てがない。「家族や友人など招待したい人数に足りない」と困惑している。
 同じく決勝に進出した磐田でも状況は同じ。両クラブのサポーターにより、一部のサイトには最近の2日間で、転売をお願いする書き込みが20000件以上ある。25日の準決勝直後には敗退チームのファンが「決勝戦のチケットをお譲りしましょうか」と相手サポーター席を訪れ、申し込みが殺到する場面もあった。
 チケット不足の背景には、圧倒的な人気を誇る浦和の進撃があった。天皇杯の5回戦〜決勝までの観戦チケットは11月23日に販売開始。12月19日の準々決勝に勝つと、決勝進出を願う浦和ファンが大量に購入した。ある関係者は「浦和サポーターが全体の70%を購入した」と話している。翌20日にはほぼ完売。決勝進出チームのサポーターや選手さえ手に入らない事態となった。磐田の松崎社長は「浦和のサポーターが決勝を見に来てくれればいいが、もし来ないのであれば何らかの方法で希望する方に譲ってほしい」と善意に訴えた。
 あらかじめ対戦カードが分かるリーグ戦と異なり、トーナメント方式の天皇杯は勝ち上がるチームによって観客動員数も変動する。スタンドの空席や高額での転売も懸念されるだけに、東京Vや磐田関係者の中には「今回のケースを考慮し、今後は準決勝後に決勝チケットを販売した方がいい」とする声が上がっている。(ヤフーホームページ)

 これは運営側がこういった事態を予測できたはずにもかかわらず、販売方法を変えようとしなかったことに問題がある。浦和ファンがどれほど譲るかもしくは競技場に来るかというと、譲ってくれる人がいたとしても、電話で問い合わせをしてくる人やサイトへの書き込みをしている人の分まで確保できるかというとそんな保証はない。また、自分のファンのチームが決勝に出ないのであれば、わざわざ決勝戦を見に来るかというと自分の応援するチームが出ないなら来るとは思えない。


 巨人軍のユニホームが新しくなったみたい。実際写真で見たが、ダサい。