E政治・経済

 自民党は東京・高輪の新高輪プリンスホテルで、「立党50年記念党大会」を開いた。
 同党は1955年11月15日に、自由党日本民主党保守合同により誕生した。小泉首相(総裁)は演説で、先の衆院選での自民党大勝について、「50年の実績と、これからの改革意欲に期待する声で、大きな責任を感じている」と振り返った。
 そのうえで、「日本の近代政治史で奇跡とも言える大きな改革は、明治維新の改革と、敗戦で灰燼(かいじん)に帰した日本の発展だが、国民に大きな犠牲を強いた。平和のうちに世界の変化に対応できる改革をするかが、政権政党である我々の責務だ」と述べ、構造改革路線を継続し、「改革の党」として進む決意を強調した。
 武部幹事長が、「世界平和の実現に貢献」などをうたった新理念と、「新憲法制定」「教育基本法改正」「小さな政府実現」などを目指す新綱領を正式発表した。党本部が選挙区支部解散を行えるようにするための党則改正案を説明、了承された。
 党新憲法起草委員会委員長の森前首相は、「自衛軍」の保持を明記し、プライバシー権、環境権など新しい権利を盛り込んだ新憲法草案を発表した。
 閉幕にあたり、行財政改革や党改革への決意をうたった「立党50年宣言」を採択。9月の衆院選で初当選した新人衆院議員83人を代表して、杉村太蔵氏が宣言を読み上げ、自民党の変化を印象付けた。(ヤフーホームページより一部抜粋)