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近鉄百貨店(本店・大阪市)に、2003年6月までの2年間に8回にわたり、高級着物など計約640万円相当を売りつけられたとして、同市内で独り暮らしの認知症の女性(80)が、約520万円の返還を求めて大阪地裁に提訴していたことがわかった。
 このほか、同市内の呉服販売業者からも30回計約2000万円の契約を結ばされたとして、約660万円の返還などを求めている。
 訴状などによると、女性は1986年から同百貨店外商部の顧客で、年20万円程度の取引だったが、01年8月以降、一度に着物1着と貴金属1点を約225万円で購入するなど着物3着、帯3本、貴金属、寝具を相次いで買い入れた。
 女性は03年6月ごろ、「中度の認知症」と診断された。親族が女性宅で、見たことのない大量の着物を見つけたが、女性は覚えておらず、外商部に問い合わせて、現金で購入していたことがわかった。
 同百貨店は、着物1着と帯1本約120万円分の解約に応じたが、他の商品の代金は返還していない。
 裁判で、女性側は「外商部員は認知症の症状に気付いていながら、必要のない高額の買い物をさせていた」とし、呉服販売業者との契約とともに「公序良俗に反して無効」と主張。
 同百貨店は「契約当時、女性の判断能力は正常で、女性が好みの商品を選んで買っただけの単純な売買取引」などと反論。


熊本市のJR熊本駅で後続列車が前の列車に衝突しそうになるトラブルが3分間に2度続いた問題で、JR九州は、最初にホームに進入した列車の運転士(56)が赤信号だったのに停止しなかったのが原因と発表。
 2度目の列車の進入は、駅員同士の連絡の乱れなど人為的ミスによるものだったと認めた。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べとは別に、JR九州の独自調査で判明。


松沢成文・神奈川県知事のインターネット上の日記風サイト「ブログ」に、ゲーム愛好者らからの批判が殺到。6月1日の開設とほぼ同時期に、全国に先駆けて残虐性を理由に一部のゲームソフトを有害図書類に指定したことが反感を買ったため。開設からわずか50日間でアクセス数は8万件に迫る勢いで、書き込み件数は600件に上るが、その大半が「根拠があいまい」「暇があるならコメントを読め」などの規制批判になっている。