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①米カード情報流出事件で、米カリフォルニア州のロスケン法律事務所は、個人情報を流出させたデータ処理会社カードシステムズ・ソリューションズとビザ・USA、マスターカード・インターナショナルなどのカード会社を相手に、顧客情報の安全管理強化や適切な情報開示を求める集団訴訟を同州地裁に起こした。これについて、日本でも被害が出ているのでこの訴訟に日本人が加わることができるか検討中。


薬害エイズ事件で、危険な非加熱血液製剤を販売したとして、業務上過失致死罪に問われた製薬会社ミドリ十字(現三菱ウェルファーマ)元社長の松下廉蔵(84)、須山忠和(77)両被告について、最高裁第3小法廷(上田豊三裁判長)は今日までに、両被告の上告を棄却する決定をした。決定は27日付。
 松下被告を禁固1年6月、須山被告を禁固1年2月の実刑とした2審の大阪高裁判決が確定する。「産・官・学」の3ルートで刑事責任が問われた薬害エイズ事件で初の有罪確定。
 1、2審判決によると、両被告は非加熱製剤が患者をエイズウイルス(HIV)に感染させ死亡させる危険性があることを知りながら、安全な加熱製剤が発売された1986年1月以降も回収せずに販売を継続。同年4月、大阪府内の総合病院に肝臓病で入院していた男性患者をHIVに感染させ、95年12月に死亡させた。