F政治・経済

 高速増殖炉原型炉もんじゅ福井県敦賀市)の設置許可をめぐる行政訴訟で逆転敗訴が確定した住民側が、「最高裁判決には訴訟手続き上重大な違法がある」として、最高裁に判決の破棄を求め再審請求した。
 住民側は、国の安全審査を適法とした5月の最高裁判決について「法令違反の有無を判断する最高裁本来の役割を逸脱し、事実認定に踏み込み全面的にやり直した」と主張。「裁判の手続きに重大な違法があり、事実誤認も多い。確定させれば司法の汚点となる」としている。これについては設置を認可したときの科学がどの程度のレベルにあったかを元に判決を出しているはず。こういう事例は結局住民のエゴイズムであって、どこかで妥協しないといけないわけ。もしこういうことをいえば、あなたはここに住んでいないからそういうことがいえるのだといわれそうだが、もしもんじゅを造らなかったら、電気供給が住民以外の広範囲の住民に対して不利が生じるならば、どこかで妥協することが必要なのではないか。