I世界情勢

 GoogleのURL入力ミスに突け込んで、「Googkle.com」というサイトで不正コードがばら撒かれているという。セキュリティ企業のF-Secureがこのほど詳しい情報を公開。
 ユーザーがGoogleのつもりで入力ミスを確認しないままアクセスすると、トロイの木馬バックドアプログラムなど多数のマルウェアが自動的にダウンロードされ、コンピュータが乗っ取られるようだ。
 F-Secureの調べで、Googkleサイトはロシア人の名前で登録されていることが判明、ここからダウンロードされる不正ファイルにロシア語のテキストが含まれていることも分かった。
 ブラウザを使ってこのサイトにアクセスすると、2種類のポップアップが表示され、各サイトのページに悪質なファイルが多数仕組まれている。結果的に、バックドアプログラム2つ、ドロッパー2つとプロキシ型トロイの木馬、銀行情報を盗むスパイ型トロイの木馬ダウンローダーで構成される、“マルウェアパッケージ”がダウンロードされる。