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 石見交通(本社・島根県益田市)の高速バスが今月中旬、広島県千代田町浜田自動車道を通行中、運転手が停留所をうっかり通り過ぎ、降車予定の女性を本線で降ろしたため、女性は路肩を約700メートル歩き、広島県警高速隊のパトカーに保護されていたことが27日判明。運転手はミスで気が動転していたと平謝り。

 女性は停留所で迎えの家族が待っていたので降りたかった。路肩を歩けばいいと思ったと話している。

 同社によると、バスは島根・浜田発広島新幹線口行きで、13日午前10時ごろ、運転手が降車ベルに気付かずに「千代田西」停留所を約1キロ通過し、女性に頼まれて、緊急車両などが出入りする取り付け道路の扉近くで降ろした。ところが、扉は施錠されており、女性は停留所に向かって歩いていたところを別の車の運転手が発見し、110番通報した。

 同高速隊は同日、道交法違反(駐停車)でバスの運転手に反則切符を交付した。国土交通省島根運輸支局は道路運送法違反の疑いで運転手から事情を聞いている。