C社会情勢・芸能(日本)

藤沢女性焼死事件で、逆転有罪。1998年に無罪。2000年に有罪。(民事にて)2003年に刑事事件で無罪。2004年9月27日に有罪。(東京高裁)
 被害者にとっては最高な判決だっただろうが、これだけ判決が逆転するとなると、その犯人を特定できるだけの証拠がそろってないことになる。昨日の判決を見ても、ただある男性が唯一女性の近くにいて、当時の女性の心情を加味すれば有罪になるなら、これほど証拠不十分で有罪を出す高裁の考え方が理解できない。確かに唯一の目撃者である男性が犯行現場にいたなら、犯人になる疑いが確実とはいえないがあるということは考えられる。しかし松本サリンの事件や、高森町の事件からわかるように、あまりにも第1発見者に証拠不十分でありながら、さっさと犯人扱いをするのが問題である。これは最高裁で十分議論されるべきである。